【就職・転職】好きと得意では全く違うっていう話
どうも。
こんばんは。なぶです、なむです。
今回は、「好き」と「得意」に絡んだ
就職や転職のおはなしをしたいと思っています。
仕事を決めるときに「好き」と「得意」、どちらを選んだほうがいい?
さいきんは「好きなことを仕事にしよう」というコピーが多く聞こえますが、本当のところどうなのでしょうか?
・「好き」なことを仕事にした場合
〇ある方は漫画を描くのが好きです。漫画家にずっとなりたいと思っていましたがずっと他の仕事をしていました。しかし、最近始めたSNSで漫画を公開したらかなり好評でみごと漫画家となりました。
この場合は好きなこと仕事にすることができています。
本人も兼ねてからずっと漫画を描いていたので漫画家という職業もあっていました。
〇ある方は料理が好きです。家でもよく友達や家族に料理をふるまいます。将来は自分の店を持ちたいと考え、料理店へ修行に行きました。しかしどうでしょう。楽しみながらする料理は好きでも、ほとんど変わらないメニューしか作れず急かされて作る料理店の料理は好きではありませんでした。
この場合は好きなことといっても方向性が違ったようですね。
また、料理を仕事にするにはマルチタスクが必要で、「好き」だと思っていたけれど「好き」なだけでは仕事にならないということを知ります。
〇ある方もファッションが好きで、販売員やコーディネーターになろうとしますが、自分が着るのは好きでも売ることが苦痛だったり、他の販売員をみたり、仕事の勉強をする中でじぶんは熱意が足りないし興味がそこまでないことに気づきました。
そもそも働いてみて、「自分はそこまで好きじゃなかったんだ」といことに気づいたんです。
「好き」なことを仕事にした場合、
・天職につける
・好きでも不得意だったのであきらめる
・好きじゃなかったことに気づく
という3つのパターンがあります。
なので、結論的には好きだと思うからその仕事にするというのは「ちょっとマッタ!」をかけたいですが、一度やってみることはかなり大事です。失敗しても成功しても一度その道を通ることで「納得」と「発見」があるからです。
・「得意」なことを仕事にした場合
わたくしの周囲の方々で仕事を楽しんで満足して、さらに「天職だよ!」と言っている方は、例外なく100%「得意」な仕事をしています。
〇Aさんに聞きました。
なむ「プログラミングの仕事は」お好きなんですか?
Aさん「いや、好きっていうより、できるかな。だから楽しいのかも。」
なむ「そうなんですね。好きなことは仕事にしなかったんですか?」
Aさん「いや、それが、音楽の作曲することが大好きなんだけど、誰かの依頼で引き受けた時があってそれがどうもつまらなかったんだよね。」
なむ「なるほど。得意なプログラミングは大好きなことではありませんが、苦ではないのですね?」
Aさん「そうですね。できてしまうほうが、仕事としては楽しいね!」
なるほど…。得意なことはできてしまうからとってもいい意味で「楽」なんですね。
上達も速いわけです…。
〇Bさんが言いました。
Bさん「わたしは、バスガイドが天職なの。」
なむ「すきなんですね?」
Bさん「もちろんだいすきだし、でもなにより向いているか向いていないかが大事なの。向いているから好きとも言えるわ。」
なむ「そうなんですね。」
Bさん「よく経験が大事っていうけれど、経験よりも向き不向きのほうがかなり大事ですよ。」
ということは、我慢して経験積めばうまくなるというよりは、向いていることをやった方が断然うまくなるし天職になるということですね。
Aさんの言うことと似ている気がします。
「得意」なことを仕事にした場合、
・仕事が楽しい
・上達スピードが断然速い
・天職になる
ということですね。
「好き」なことが「得意」と重なっている場合は一気に伸びますが、そうでないかぎり「得意」なことの方に天職が潜んでいる可能性がかなり大きいです。
・【結論】「好き」と「得意」、どちらを仕事にしたほうがいいか。
一番いいのは、「好き」で「得意」なことです。
ですが、さきほどあげたとおり、職業によってやること自体が違うので見極めが難しいです。
その工程(動き)自体が好きで得意ならばいいでしょうが、それが苦手だったり好きじゃなかった場合は「好き」の視点がずれていたことになります。
働いてみないとわからないこともあるので一度働くのはお勧めします。
次にいいのは「得意」なことでしょう。
得意なことにはほとんどはずれがないと思っています。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、わたしはそうではなくて、「上手こそものの好きなれ」だと断言できます。
絵描きだって、絵が人よりうまいともっと描きたくなります。しかし自分よりうまい人ばかりではそんなに描きたいと思えません。
歌もそうです。
よくある相談
・今いる大学(専門学校)の専門(内容)にまったく興味がなくて辞めたい。
う~ん。
よく、今流行りの著名人とかは「辞めちゃえ!」とか言っちゃいますし、
スティーブ・ジョブズとかも中退していたり、名だたる人には中退者が多いです。
辞める・辞めないは本人の直感や判断です。
しかし、多くの人にみんなじゃあ辞めちゃえ!とはいう気にはならないのがわたくしの本音です。
たとえば、薬学部に通っていて違う職業になりたくても、その薬学部で学んだことを全く違う業種でも生かせて強いのです。
そして、【資格】はビジネスですが、ものによります。その資格がないと就けない職業などがあるのですね。看護師・医師・薬剤師・幼稚園教諭・教師…など。
また、資格は所詮資格ビジネスのものも多いですが、それがあるとないとでは、大衆の目が変わるんですね。
まあ、料理ができない調理師とかいますが。
それに、実際は就職・転職する際に希望する職種をうけにいくときに学歴で足切りされることは事実です。
起業家たちなんかは学歴は関係ないとおっしゃられる方も多いですし、実際に学歴があってないような人はたくさんおられます。
しかし、学歴を伏せて面接をしても、結局は高学歴が採用される研究結果も出ていて、採用担当のかたがたもその情報は知っていると思います。
学校を辞めることで学歴が無くなり今後の就職と転職が不利になることは、事実です。
なので、勢いでなんて場合がありますが、それで今後がどうなるかなんて運だし、そこは戦略性と人並みではない力が必要になります。
またちがう大学に早急に入りなおすならいいでしょう。
・就職・転職したけど辞めたい
これもよく聞く話です。
転職したけど、辞めたい理由はなにか?が大事です。
今の職場が嫌なだけなら、ちょっと考えてください。
人が嫌なのですか?業務が嫌なのですか?やりたい仕事じゃない?
この場合は、「自己分析」してからの転職をしましょう。
・自分が得意なことは何か?・自分の好きなことは何か?
・将来どうしたいか?・楽しい瞬間は?
など、自己分析をすることをかなりつよくおすすめします。
これをしないまま、転職すると、転職迷子になってしまう恐れがあります。
おろか、人生迷子の可能性が大です。
・得意なことがない。
これも、よくある相談です。
得意なことは必ずしもスキルということではないのです。
たとえば、ツボが浅くて人の話にいつも笑ってしまう、とか。
臭いに鋭いとか。
人の些細な反応に敏感とか。
人前でも緊張しないとか。
そんなごく日常につっかえている得意を探してみましょう。
あるいは周りの人にたくさんきいてみましょう。
・すきなことがない。
これも、ほんとうによくある相談です。
好きだけど、超好きではないんだよね…
という話をよくされます。
ひとはよく、「本当の好き」と「勘違いの好き」を混同させてしまします。
あるひとは、恋愛でもこのような経験をされたことがあるのではないでしょうか?
ほんとうのすきは、ついいつもやってしまうことが本当の好きなんだと思います。
繰り返し同じところにもどりますが、「好き」を探すのではなく「得意」をさがしてみましょう。そうすることで「好き」が彫られていくことがあります。
・すきなことをみつけたい。
これは、自分でも「たいして好きなことがない」と自覚している場合にとんでくる相談です。
これは、休みの日や休み時間に自分がどんなことに時間を割いているかを気にしてみましょう。
もし、受け取るだけの「作業」に時間を割いていた場合、それは「仕事」や「お金」にはならないので、注意しましょう。
インプットの「好き」を見つけたら、今度はそれをアウトプットしてみましょう。
アウトプットで時間を割いていることがみつかれば、それは自分が気づいていない、無意識下だっただけで「好き」だったことなのでしょう。
「得意」の見つけ方
・自己分析にうってつけの「こどものころ」
自己分析わからないや~となってしまうのであれば、
ささいなことでいいので、昔好きだったこと、褒められたこと、得意だったこと、続いたこと、賞をとったことなどをおもいだしてみましょう。
じつは、そこにいまの自分にピッタリな職業のヒントが詰まっているのです。
小さいころ、陶芸が好きでよくやっていたなんて人がいまは美容に興味があるとしましょう。そうしたら、自分で作った陶芸品に美容食品を入れてアピールしてみたり、陶芸品に自家栽培の野菜を育てたり、なんでもやってみましょう。
・こどものころの「得意」×現在の自分が興味ある事、のかけ合わせをしてみる。
スポーツ×美容=スポーツをする人専門の美容情報を提供
裁縫×美容=肌に優しい素材の小物ファッション、オリジナルポーチを添えての情報発信
けんか×美容=美容品の辛口評論
モテ×美容=モテるひとの美容法
おかあさんのお手伝い×美容=美容研究家の助手
ピクニック×美容=美容ピクニックをする。シートを敷いて美容品を持ち寄り試したりあれこれ話す、という企画をする
釣り×美容=魚の美容効果、魚を釣りに行き美容を報告する、もはや美容の釣りをする
兄と一緒に遊ぶ×美容=メンズも一緒に美容、旦那さんと一緒に始める美容など
あれこれ、あげても全部つなげられます(笑)
・「でも、どうしたらいい?」つべこべいわずにやってみる
3日続かなきゃもう一生やらない覚悟で、なんでもやってみてこそ見える世界もあります。
思ったときにすぐさまやらないと、夢幻に消えます。何事もスピード。
求人あれこれ
就職や転職の際、インターネットやフリーペーパー、ハローワークで探すことが多いと思います。
もちろん、そこにはいい職場があることにはあるのですが、
そういうところには載せていないいい職場もたくさんあるのです。
なので、応募があるかわからなくても、一度電話をかけて、手紙を書いて、どうにか面接をしてもらえるか聞くのもよい手であります。
おわりに「モラトリアム世代」は進化する
このわたくしが勝手にいう「モラトリアム」世代は時代が時代ゆえに悩むことが多くなっています。
上の世代の人が、「いまの若い子たちは」といいますが、彼らがもしわたくしたちと同じ世代に生まれていたとしてもかなりの人がわたくしたちと同じ「モラトリアム化」していたことでしょう。
なので、あまりそういう人たちの言葉を気にする必要はありません。
新しい世代に生まれそのときの環境に生きてさらに未来も作っていかなければならない、わたくしたちが手探り状態で新しい世の中をつくっていくのです。
なので、一緒に頑張りましょう