22年間生きてきて衝撃を与えた本
こんばんは。
おさぼりのわけ
ずっと、毎日書くとしたら何を書けばいいかと思っていました。
もちろんネタはありますが、気力がなかったりして。
誰もが知っているような情報を浅い知識で書くのも気が引けすぎて、
なにかつくりだしたり、おもしろいはなしを作り出せるのがいちばん生産性あるのになぁ、と思っていたところでした。
そして、本当のことを言いますと、
このブログは遠くの100万人にむけたブログではなく、
本当にわたくしの身近にいる人へ向けて書いているブログなのです。
だから、今読んでくださっている皆さんはゆりちゃんって子かもしれないし、ゆかちゃんかもしれないし、ようこさんかもしれないし、しょうじさんやたけださんおおはらさんかもしれません。
でも、他に読んでくださっている人がいるとすれば、なんといいますか、
その大事な○○ちゃん、○○くんに入っているということになります。
書くたびに、これは、そのまず身近な人のためになっているのだろうか?と自問しています。
さて、いいわけはこれくらいにして、
こんかいはわたくしがみなさんにお伝えするのは、いろんな本を読んだけれど、結局印象に残っている本はなにか?をお知らせしたいと思います。
興味がなければ、Uターンしてください。
【22年生きてまだ350冊くらいの本を読んで一番印象に残っている本を紹介】
さて、わたくしは、読書嫌いでしたが、高校3年生の時に、見た目ではなく中身を磨くことはわたくしの高校では誰もやっていなかったので、そこに着目して内面を磨き上げるチャンスだと虎視眈々とイイ女になるべく本を読み始めました・・・。
(なんていう下心)
結局、本を読むきっかけになったのでオールOKでした。
さて、それからというもの、エッセイから文学、マナー本や食本、自己啓発本からビジネス本、科学本から伝記、自伝、研究本、歴史本、宗教本(聖書など)から、美術本、哲学本などとありとあらゆる分野の本をくらいつくしてきました。
論語と算盤
論語の大学
なぜ生きる
今昔物語
世界のごはんカロリー編
変な名画
など、ぱっと思い出せるのはこんな感じ
でも、個人的に好きだったのは、
「チョコレート革命」
「ナマコもいつか月を見る」
「わがままこそ最高の美徳」
でした。
けれど驚くことに、「好き」とはべつに「印象に残った本」がありました。
それが
「ある奴隷少女に起こった出来事」ーハリエット・アン・ジェイコブズー堀越ゆき訳
この本です。
(Amazonから引用です)
読者よ、わたしの物語は自由で終わる。絶対に屈しない。自由を勝ち取るまでは――残酷な運命に立ち向かった少女の魂の記録。人間の残虐性と不屈の勇気を描く奇跡の実話!
内容(「BOOK」データベースより)
好色な医師フリントの奴隷となった美少女、リンダ。卑劣な虐待に苦しむ彼女は決意した。自由を掴むため、他の白人男性の子を身篭ることを―。奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説と誤認され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遙かに凌ぐ“格差”の闇を打ち破った究極の魂の物語。
この本がこれまで読んだ本の中で衝撃的でした。
誰のどんな偉人の自伝より。
なんのどのような勉強になった本や世界的国内的ベストセラーよりも。
言っておきますけど、
「アドラー心理学」
「原因と結果の法則」
「引き寄せの法則」
「金持ち本」
「成功本」
「人生がよくなる系の本」
とかとか、すべてがいっていることってすべてがほうきの枝のように
最終的にはひとつのところにまとまって、
言いたいことは一緒、言っていることは一緒。なのですが、
それって本当に言っていることが正しくて、この世に生きている限り通用します。が。
しかしですよ。
この「自分次第で環境は関係なく状況は変えられる」とか「望んだことが現実に起きている」とか、
そうですよ。
そうかもしれませんが。
この「ある奴隷少女に起こった出来事」を読んで
生きる世界のリアルをやっぱりそうだよなって苦虫を嚙み潰したような実感というかよりリアルとして現実として突き付けられました(愕)
人生には望んでいないことも起こるし、やりきれないことも起こる
やっぱり生まれてくる時代と国が運ゲーだなって思いました。
今の日本に生まれてきたことは、それだけで、生きているだけで、幸福なことだと実感できました。だから、日本に生まれてそこから始まる…やれかわいいだの、かわいくないだの、学歴だの、ステータスだので落ち込んだり自分で勝手に悩んで沈むのはもったいないし、いけないとすら思わされました。
そして、「リンダ」という女性が強いと思いました。
わたくしも自身のことを強いほうの女だと自負しておりましたが、
リンダには圧敗です。
比べるのはよくありませんが、それこそ強いと言われる数々の偉人女性より10000000000倍リンダのほうが生命力もあるし、強い女性です。
彼女は自分の人としての女性としての信念を折り曲げずに奴隷制からの勝利を収めました。
彼女の人生は何だったんでしょうか?
彼女の人生は他人により無駄?にされたのでしょうか?
いや、その壮絶を超えた人生によってこのような作品が遺ったのでしょうか?
奴隷制はあってはなりません。
それほどでもないまでにも、会社でのいじわるやひとに嫌な気持ちにさせることはしてはなりません。
この本は真実だと思うと震えます。
「○○の法則」では片づけられない真の世界がそこには待ち受けていました。
さいごに
もし、読書を始めてみたい!
というかたがいらしたら、どうかこの一冊だけでも読んでみてはいかがでしょう?
人生が立体どころか5次元くらいにものごとをとらえられるようになります。